自律神経失調症の原因って何?
自律神経が正常に機能していない状態を自律神経失調症と言うわけですが、なぜ、うまく機能しなくなってしまったのでしょうか?
そこには、生活環境、生活習慣、食生活、そして精神的ストレスが深く関係しています。
自律神経は、朝と夜で交感神経と副交感神経が入れ替わりながら健康を維持していますので、朝も夜も関係なく明るく騒々しい都会や、規則性のない生活は、自律神経への負担になることが充分考えられます。
しかし、下の図で分かるようにもっとも根底で、直接的原因として影響しているのは、やはり精神的ストレスです。
というのは、自律神経の中枢は、「脳幹」や「大脳旧皮質」と言う部位にあり、情動や感情に深く関わる脳の部位に当たります。
ですので、情動や感情に顕著に反応する依存状態にあるのです。
例を挙げると、怒ると、脈が上がり、血圧が高くなるのも自律神経が感情に瞬時に反応しているから起こる正常な反応です。
しかし、この情動や感情を抑圧しすぎたり、慢性的にモヤモヤしていると、自律神経は緊張し続け、結果、バランスを崩してしまうというわけです。
自律神経失調症の多くはストレスを認識していない?!
一方で、自律神経失調症の方の多くが、自分がストレスを抱えていることに気がついていません。
なぜ、自律神経失調症の方の多くは、自分がストレスを抱えていることに気がつかないのでしょう?
それは、「急性ストレス」と「慢性ストレス」の違いをご紹介することで見えてくるのではないでしょうか。
たとえ話でぬるま湯につかったカエルの話があります。
カエルを熱いお湯に入れるとびっくりして飛び出しますが、水からゆっくり沸かしていくと、熱くなるのに気付かずに逃げるきっかけを失い、最後にはゆで死んでしまうそうです。
それと同じように、熱いお湯である「急性ストレス」は認識しやすいので一時的な影響しか与えませんが、ぬるま湯的な「慢性ストレス」は認識しがたくじわじわとカラダに悪影響を及ぼしていくという潜在的な危険性をはらんでいます。
仕事上の失敗や新たに生じた不満などは、「急性ストレス」として自覚していることが多く、自律神経を慢性的に緊張させるようなことはあまりありません。
自覚出来ない程度の軽い精神的疲れや責任の重さなどは、長い時間をかけて静かにたまっていく潜在的な「慢性ストレス」です。
このような自覚できない「慢性ストレス」の方が、ボディブローのように、自律神経に負担をかけているようです。
「ストレスを忘れよう、避けよう、排除しよう」ではダメ?!
自律神経失調症の原因に、精神的ストレスが深く関係していると聞くと・・・
「ストレスを忘れよう、避けよう、排除しよう」
と考えてしまいますが、このような発想は、ストレスをごまかすやり方で、問題の解決にはなりません。
というのは、厳密には精神的ストレスが自律神経失調症を引き起こしてわけではないからです。
精神的ストレスが原因ではなく、
ストレスを抑圧していること、
ストレスを認識していないこと、
ストレスを歪んで認知していること
が、直接的な原因になります。
では、どうすれば自律神経失調症の対策になるのでしょうか?
次は、当院のご提案する方法をご紹介しましょう。
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