以前の記事「インフルエンザ、風邪の予防。私はこんな感じでやってます。」で予防法をご紹介しました。
しかし、風邪を単純に悪いこととは捉えないでください。
矛盾しているように思われますが、風邪も人によっては、カラダが必要を感じて起こしているからです。
「風邪は病気ではなく治療行為」
風邪を引くことで、身体のバランスが整い、また他の症状も改善させる効果があると言われています。
この考え方は、野口整体の創立者である野口晴哉さんの著書「風邪の効用」という本に詳しく書いてあります。
風邪を引いてしまったら、しっかり風邪を通して、身心をリセットしてください。
今回は、そんなときの心得をご紹介します。
◆まず寝る
充分な睡眠は何よりの薬です。
体を安静にしてエネルギーの消耗を少なくします。
◆水分を充分にとる
風邪をひくと発熱で汗をかくので、水分が不足しがちです。
それと同時にナトリウムやカリウムなどの栄養分も失われるので、脱水症状を引き起こしやすくなります。
自然塩を溶かした水、または、スポーツドリンクなどで水分を補給しましょう。
◆カラダを温める
発熱するのは、生体の防御反応です。
暖かいスープやしょうが湯などを飲んで体を内部から温めましょう。
また、お風呂に入るのも有効ですが、注意点として40度くらいの熱めのお湯に5分程度つかり、入浴後は、ベッドへ直行、睡眠。体力の消耗を抑えましょう。
洗髪は、気化熱でカラダを冷やしやすいので控えたほうが良いでしょう。
◆部屋を温め加湿する
冬は20~25度の室温がよいでしょう。
また、ウイルスは湿度を嫌います。湿度を60%~80%に保つようにして下さい。
(上記は風邪を引いた場合の湿度です。通常は、湿度50%前後が快適。)
◆薬はなるべく控える
発熱時にむやみやたらと解熱剤を飲むのはあまり好ましくありません。
発熱もウイルスの活動を弱めるための自己防衛反応です。
咳や喉の痛みも体がウイルスと戦っているからこそ生じる症状です。
風邪薬は、症状の緩和をするだけで、ウイルスを退治する効果はありません。
薬で症状をおさえて、一時的に症状が軽減してもウイルス自体は身体に残ってしまいがちで、風邪の治りを遅らせてしまう恐れもあります。
もちろん発熱やせきがひどい時は別ですが、症状が軽いうちからすぐにお薬に頼るのは避けましょう。
◆栄養補給
短期的には何も食べない。または、果物や消化の良いものを腹半分程度に取りましょう。
野生の動物は、カラダが不調のとき、一時的に何も食べなくなります。
消化に使うエネルギーを代謝や免疫反応に使うためと考えられています。
あまり知られていませんが、消化には結構エネルギーを使います。
栄養を取る場合は、たんぱく質、ミネラル類、ビタミン類を効率よく取りましょう。
たんぱく質や、鉄・亜鉛・銅などのミネラル分は、免疫物質のもとになります。
ビタミンA・C・Eなどの栄養素は、ウイルスの侵入を防ぐ役目がある鼻の粘膜に必要です。
ビタミンCは、細胞の接着剤として丈夫な組織を作るのに不可欠なコラーゲンを合成するのに必要な成分です。
荒れた粘膜の回復に力を発揮します。
他にもビタミンCにはウイルスの増殖を抑えるインターフェロンの生成を増加させる働きもあります。
控えたい食事として、砂糖の多く含むものはやめた方がよいでしょう。
砂糖は、白血球の機能を低下させ免疫力を一時的に弱めてしまいます。
ぜひ、参考にしてください。
陽開カイロプラクティック 代表 山中英司
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