機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)の臨床例をご紹介します。

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前回の記事、「機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)ってご存知ですか?」の続きです。

前回、機能性胃腸症の概要や当院での主なアプローチをご紹介しました。

今回は、機能性胃腸症の臨床例を一つご紹介しましょう。

患者さんは、30代女性、会社員の方。

胃もたれと背中の張りを訴え来院。

お話を伺うと、学生時代から胃は弱いらしく、しょっちゅう、胃もたれや胸やけを起こしているそうです。

今回は、1週間前から、胃もたれと背中の張りが続いていて、食欲もあまりなく、大分お困りのようでした。

まず検査でお腹の状態を確認してみると・・・胃を中心にお腹全体が張って、これでは、胃も働けないのは納得です。

さっそくお腹を緩めていきたいところですが、やはり全体を整えてから。

傾向として、全体から患部へと段階を踏んでアプローチした方が、患者さんの負担が少なく、症状をとることができます。

また、被害箇所と原因箇所を明確にする意味でも、全体的なアプローチが不可欠です。

被害箇所とは、症状を出しているけど原因ではない箇所のこと。

肩こりを例に挙げると、

肩が凝って辛いけど、コリを自覚している筋肉は被害箇所で、原因箇所は、自覚症状のない胸部の筋肉の過緊張。

胸部の筋肉が引っ張って、肩の筋肉に負担をかけてコリを生じているわけです。

今回の自覚症状も、原因箇所が別の部位にあることも考えられます。

アクティベータ療法で、全身のバランスを調整を行うと、背中のバランスの崩れから、肩周り・首のバランスの崩れみえてきました。

全体を調整した後、一度、症状を確認してみると、施術前の症状を10段階評価の10とすると、8程度まで軽減していました。

ちなみにこの時点では、症状の部位にはまったく施術を行っていません。

人の身体は、全身がネットワークでつながっています。

胃だけ診て「異常なし」とはいかないですし、実際に、全身的アプローチで、このように症状が軽減してくるわけです。

次に、アクティベータ療法で、取りきれない深部にある筋のハリをエネルギーワーク(氣功)を用いて、丁寧に抜いていくと・・・

症状の程度が8から2へさらに軽減!

余韻が残っている程度まで、症状が落ち着きました。

腹部にあった深部のハリは、慢性化していると思われ、ちょっと揉んだくらいでは、とても取ることは困難な硬さでした。

エネルギーワーク(氣功)は、このような硬い筋肉を瞬間的に緩めることにとても有効です。

首・肩、背中も全体が張っていたので、さらに全身緩めると、本人もカラダの軽さと変化にビックリ!

「カラダってこんなに軽いもんなんですね~」

このケースは、合計2回で症状は改善。

メンテナンスへ移行しました。

カラダ本来の軽さを知ると、悪い状態に気づくことができるようになります。

メンテナンスで定期的に整えにご来院され、快適に過ごしている様子です。

私自身もカラダ本来の軽さを知ってしまった一人ですから、その気持ちよく分かります!

次回も、機能性胃腸症のケースをもう一つご紹介します。

陽開カイロプラクティック 代表 山中英司

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